ゼロエミ式キノコ栽培マニュアル

キノコの種菌について

種菌購入先


手っ取り早いのは種菌を購入することです。通常はキノコの種菌屋さんから購入しますが、昆虫飼育店でもキノコの菌糸は手に入ります。種菌屋さんで購入の場合はヒマラヤヒラタケ、ウスヒラタケの種菌を探して購入してください。昆虫屋さんではヒマラヤヒラタケ、オオヒラタケの菌糸ビンを探しましょう。

■キノコの種菌屋さんで購入

確実に品質の良い種菌が入手できます。
ヒマラヤヒラタケ等種菌は以下の会社で購入できます。

 株式会社キノックス
https://www.kinokkusu.co.jp/kaisha/kaisha.html

ヒマラヤヒラタケ、ウスヒラタケとも850cc入りで945円です。栽培用種菌なので純粋培養、雑菌の混入はありません。種菌専門業者なので品質確実です。送料かかりますが1本から注文受けてくれます。通常の菌床栽培では1キロ詰めビニール袋に接種量20ccで約40袋。40ccで約20袋に接種できます。しかし、完全殺菌をしないゼロエミ式キノコ栽培では種菌は多目に使った方が成功率は高くなります。余ったら冷蔵庫に入れて保管しておけば結構長く使えます。

キノックスさんのサイトは栽培方法の詳しい説明、各品種の特性など詳しく説明してあってとても勉強になります。是非、参照してください。

こちらの種菌会社でも購入可能だったと思います。

 株式会社 千曲化成
https://www.chikumakasei.co.jp/index.html


■昆虫屋さん(クワガタ屋)で購入

裏ワザ的入手法です。

クワガタの幼虫を飼育するために菌糸ビン(菌糸ボトル)というものを売っています。安いところを探せば850cc菌糸ビンが一本150円から200円で購入できます。またプリンカップに入った少量の菌糸も売っていますので少量必要な方はこちらが便利かもしれません。3.5キロのブロック菌糸などもあります。ただ、二次培養菌(ブロック培地で一回菌糸を蔓延したものをビンに小分けに詰め替えて再度、培養する)などもありますので種菌に雑菌の混入していることも多いです。また、あまりキノコ(子実体)の発生しない系統をクワガタ用菌糸ビン用として使っている可能性もあるかもしれませんし、滅多にないと思いますがいわゆるキノコが発芽しないという一次菌糸培養ビンなどもあるかもしれません。ゼロエミ式キノコ栽培の種菌として使用するならヒマラヤヒラタケ、オオヒラタケの菌糸ビンを購入してください(ヒラタケでも可)。googleで「菌糸ビン」「クワガタ」で検索して昆虫屋さんを探してみましょう。近所にあるかもしれません。


■オークションサイトで購入

ヒマラヤヒラタケ、オオヒラタケの菌糸ビンを探しましょう。

 ビッターズオークション (とっくに閉鎖されてますね。以前はここでよく虫を買っていたのですが)

ヤフオク


■当研究所から

当研究所の「ヒマラヤヒラタケ」、「ウスヒラタケ」の菌糸(種菌)をお試し用として実費にてお譲りいたします。在庫があればですが。必要量等、メールにてお問い合わせください。