ゼリ財団プロジェクト
ゼリ財団プロジェクト
総合バイオシステム・プロジェクト
フィージー諸島モントフォート・ボーイズ・タウンにおける実践例
水耕栽培
この池の水は栄養豊かである。水面の50%はこの浮遊菜園にて被われ、キャベツ、にんにく、花などの水耕栽培を行っています。
■藻の沼
浄化を兼ね、たんぱく質の豊富な藻を生産しています。
■養魚池
浅いところでも3メートルの深さで、約3反(3000平方メートル)の広さです。
■浄化槽
熱帯では6頭の豚は1日あたり1立方メートルのガスを発生させます。
■多重収穫
窒素肥料分の乏しい土壌だが、豆類には適しており、養魚池の水で潅漑されます。
■熱帯きのこ
農工業からの廃棄物(ビール醸造過程から排出される麦芽粕、米殻、棉粕、など)を混ぜ合わせ、これを熱帯キノコの菌床としています。エネルギーコストのかかる環境コントロール機具は一切使わず、常温で育つ種を選んで栽培しています。
■ミミズ
野菜蛋白が動物蛋白へと転換され、ミミズは鶏や海老の餌となり、ミミズから抽出される酵素
はバイオ産業で利用されます。
■家畜小屋
家禽の育成には穀物粕、キノコの菌床、ミミズ、とあらゆる農廃棄物が飼料として与えられ、
これら家畜が食用の動物蛋白となり、また家畜の屎尿は浄化槽へと送られます。
上記の統合化されたバイオシステムは、2ヘクタールで年商約600万円を産み出します。
ジンバブエにおけるホテイアオイを利用したキノコ栽培実践例