簡易的種菌生産方法開発

簡易的種菌生産方法開発

 ゼロエミ式理念に基づいた種菌生産方法を研究しています。


日本では何種類もの食用キノコの種菌が色々な種菌メーカーから販売されています。厳密な品質管理のもとで生産されるその種菌の品質はいずれも最高級のものです。自家生産しなくとも比較的安価な値段で簡単手に入れることができます。しかし、全ての国々の人々が、日本人ようにキノコを食す習慣を持ち、また秋になれば林に入り「きのこ狩り」を楽しむという「キノコを愛する民族」というわけではありません。そのような国では食用キノコの種(菌糸)を入手することは困難な場合が多く、またその菌糸を管理する施設、技術ともに不足しています。

 

通常の種菌生産

生産管理に高度な技術と設備、知識、経験が必要になります。

  • 殺菌設備
  • 無菌作業
  • 菌糸の遺伝的変異管理
  • 培養管理など

 

簡易的種菌生産法確立の必要性

発展途上国等でキノコ栽培のプロジェクトを立ち上げる場合、資金的、技術的な問題から種菌の生産が困 難なことがあります。キノコの種菌の培地を殺菌する殺菌釜にしても決して安価なものではないし、また外国から輸入しなければ入手できないところもあるでしょう。援助機関からの援助を取り付け購入する手もありますが、特に草の根的なプロジェクトの場合、複雑な機材類を導入すると、担当者の帰国後問題が発生することが多いと思われます。発展途上国では、現地の担当者にどんなにきっちりと指導しても、その現地の担当者の身分が流動的だったり、直接、指導した現地の担当者は優秀でも、その後の引継ぎがうまく行われなかったりして、いつのまにか誰もそれらの機材の管理、操作がわからなくなってしまうということがあります。しかし、せっかく低コスト、低環境負荷、高技術を必要としないゼロエミ式キノコ栽培法があるのですから、種菌だけの問題であきらめてしまうのは非常に残念です。

 

目的、状況による種菌生産方法低コスト生産

  • 低コスト生産
  • 誰にでもできる技術
  • 良品質

研究実験中の簡易種菌生産技術は、通常のきのこ栽培のような大量生産方式用の高品質種菌を生産する目的で研究しているものではありません。あくまで、種菌の入手しにくい地域のため、またゼロエミ簡易栽培法用の良品質種菌生産のために研究されているものです。

 

簡易的種菌生産方法

設備、技術の2方面から研究しています。

■設 備

  • 殺菌釜(オートクレーブ)
  • 接種箱(クリーンベンチ)
  • 種菌容器
  • 接種器具

■技 術

  • 原種菌管理
  • 種菌培地
  • 種菌培地殺菌方法
  • 無菌作業

Posted by inkinken